2007年3月 1日

第6回

◇第6回(出席者:32名) 

・日 時:平成19年3月1日(土) 13:30から17:00まで 

・場 所:信州大学繊維学部総合研究棟7階 

・内 容: 

1.開会の辞 

2.内容 

(1)講演 

【演題】文化の視点で地域を元気に!~エコール・ド・まつしろの場合~ 

【講師】ISIKAWA地域文化企画室代表 石川利江氏 

【概要】 

3年間、長野市松代のまちづくり総合プロデューサーとして行ってきた様々な試みの内容、考え方、住民と行政の間での苦労話し、住民意識の変化について講演されました。 

以下に印象的な言葉を記します。 

・住民が自分の地域にプライドを持って欲しい。 

・外側の人間からの視点が重要。 

・外の人に自分の地域をどう語るか?どう伝えるか? 

・見る、買う、食べる観光から、観る、交流する姿へ。 

(文化財を使う。生涯学習の場へ)(日本を嗜む) 

・全国のコアになる人に来て貰い広報してもらう戦術を。 

・女性の意見がとおる社会へ。 

・螺旋的な発展を期待している。 

・心をやわらかくする「感動する場」を創ることが大切。 

(量ではなく、日本人特有の質を重視する感性) 

(2)検討事項 

(1)感性マーキング事業について<新規事業> 

4月か5月に登録の見込み。今後の運用に関する事項。 

・ハードルを低くして広く使用してもらうか、ある程度のハードルを設け信用を維持していくか、今後役員会で検討する。 

感性マークの趣旨、ビジョン、宣言、申請手続き方法 

認定委員会(仮称)の設置、認定基準、登録料 

協賛企業の募集 

認定内容の公表、公開、認定後の活動内容のフィードバック 

日本感性工学会の認知・協賛、他地域との活動連携など 

(2)研究会事業の反省と懸案事項について 

【反省点】 

・研究会の方向が、まちづくり系の色が濃くなってきているという指摘があるため、来年度事業の軌道修正を検討する。 

・研究会は、感性(人と人、人と自然とのやりとり(コミュニケーション能力))を機軸とした産業・社会活動のハブ機能を果たしていくことを使命としていることから、ものづくり系など多くの企業、団体と関係性を持っていきたい。 

【懸案事項】 

a 平成20年度~(財)長野県テクノ財団善光寺バレー地域センターの事務局撤退に伴う事項:研究会の自立化について 

・会費の増額 :<細則の改正> 

個人会員:10,000円 法人会員30,000円とする案。 

(会費収入:550,000円程度を想定) 

意見:→個人会員は負担が大きすぎる。5千円程度では如何か。 

→経営者には、法人扱いとし3万円をお願いすることでは如何か。 

・事務局の変更:<会則の改正> 

上田市松尾町にある「米熊・愼蔵・龍馬会」へ事務を委託する。 

(長野県上田市中央2丁目5-1 TEL 0268-27-0446) 

事務は、基本的に経理関係事務。(経費等詳細は後日相談を要する) 

b ホームページの作成について<来年度予算化へ> 

新規に独自のホームページを開設する。 

・新規ニュースの配信 

・研究会の紹介(趣旨,目的,事業,年度計画,事務局) 

・入会のご案内(会費,特典) 

・研究会事業のお知らせ 

(例会,分科会,広報事業,感性価値創造塾,絵本共創プロジェクト) 

・感性マーク関連 

(感性マーク宣言,登録申請,登録者(商品や役務)の紹介やリンク) 

・感性各賞受賞者の紹介 

・感性商品・サービス,感性教育,感性地域社会活動等の紹介 

・研究会の過去の実績 

(活動報告,例会,シンポジウム,各種広報事業,感性まつり事業) 

・公開ブログ(全体,テーマ別) 

(メンバー及び一般の方々からの意見収集,意見交換) 

・会員のページ,メーリングリスト 

・日本感性工学会、各種団体へのリンク 

(3)来年度事業計画について 

a 感性価値創造塾について<継続事業(重点)>【感性価値創造プログラム】 

ものづくり系産業への支援として,商品やビジネスの感性価値創造への活動が弱かった。 

(対応案) 

・研究会事業の柱として,感性商品・役務のインキュベートやブラシアップを目的とした「感性価値創造塾」を実施する。 

・企業等からの相談や現地訪問によって,調査・分析することにより価値創造の提案等を行う。 

・感性マーク登録時において,申請者との価値創造のやりとりを行う。 

・本事業については、内容によって国及び県の「中小企業地域資源活用」関連事業とタイアップしていく。 

(参考) 

長野県工業技術総合センター情報技術部門に来年度設置される「地域資源製品開発支援センター」のスキームにも感性工学科からの支援が明記されており、研究会を様々な検討の場にしていくことが必要である。 

・浅テク主催「感性工学応用技術研究会(仮称)」<新規>との連携 

(参考) 

信州大学等の感性工学系の若手研究者の研究シーズの企業への技術移転を促進するため,浅間テクノポリス地域センターの支援を受けた以下の研究会を計画しています。(詳細は未定) 

・企業の経営者や技術担当者への研究シーズのプレゼンテーション 

・企業の視点から見た研究シーズに対する意見交換 

・企業ニーズを前提としたシーズ育成研究課題の検討 

・企業との共同研究の実施 

・感性工学シンポジウム等の開催(公表の場の設定) 

・長野県感性産業研究会との連携 

b 感性まつりについて<継続事業> 【地域広報プログラム】 

本年度,研究会として元気づくり支援金の助成を受けて実施したが,来年度は継続申請ができない。独自予算で実施するかどうか。 

(対応案) 

・今後、長野県や経済産業省とのコラボを考えた場合、「inうえだ」を外して「感性まつり」と、必要があれば2008などをつけることとする。 

・感性まつりは,感性産業研究会の各事業活動や長野県内の各地域活動の発表・参集の場と捉え,地域活動の方々と緩やかな繋がりを持っていく。 

・感性産業研究会からは,絵本プロジェクトの活動を来年度の元気づくり支援金へ申請していく。 

・長野県及び経済産業省とのコラボレーションについて経済産業省を巻き込むためには、感性価値創造イニシアティブシンポジウムの時と同様に、長野県主催の事業を計画する必要がある。その事業を感性まつりの日程に合わせ同時開催をする。(役員会一任) 

・感性まつりの実施については、現在、信州大学繊維学部の学生さんが主体となって活動をして成り立っているのが現実。しかしながら、実施内容が決まってからのことであり、モチベーションが上がらないのも事実。実行計画段階から、趣旨に沿った形で、学生(信州大学に限らず、長野大等の地元大学や高校など)の考えやアイデアを計画に取り入れる仕組みも検討する。 

■交流会 

2007年1月26日

第5回

◇第5回(出席者:35名) 

・日 時:平成19年1月26日(土) 13:30から17:00まで 

・場 所:信州大学繊維学部総合研究棟7階 

・内 容: 

1.開会の辞 

2.内容: 

(1)講演 

「感性による社会-もう少し楽しい社会に」 

信州大学繊維学部感性工学科 清水義雄 教授 

・今、私が何をするべきか/今,私が何をしたいと思っているか 

・楽しい地域コミュニティーを作る 

・回りの様子を見て考える/日本の現状 

・食料の視点から世界を見る 

・爆発する人口→食料・天然資源の奪い合い 

・グローバリズムの行方 

・お金について/お金の信頼性が減少/お金を取り巻く構造 

・日本の現状 

・大量生産への依存と大量生産技術がもたらしたマイナス点 

(2)感性まつりinうえだの実施報告 

(詳細は,地域広報プログラムの報告を参照) 

(3)「絵本の会」活動紹介及び事業展開について 

(4)笑顔のまち委員会の開催 

(5)次回の感性まつりについて 

(6)感性価値創造塾(総合討論) 

■交流会 

2006年11月10日

第4回

◇第4回(出席者:41名) 

・日 時:平成18年11月10日(土) 13:30から17:00まで 

・場 所:信州大学繊維学部総合研究棟7階 

・内 容: 

1.開会の辞 

2.内容 

(1)報告&検討事項 

・上田地域総合産業展参加報告 

・海野町デー参加報告 

・松尾町匠フェア参加報告 

・感性まつり大祭の実行計画について 

(2)商品・製品の感性価値創造塾 

産業界における「感性価値の創造活動」を、感性産業研究会の重要な事業として、位置づけていきたい。そのために、先進的な事例をもとに価値創造のツールや方法論について意見交換をした。今回は、感性価値イニシアティブ・シンポジウムで出展して頂いた企業の皆様から幾つかプレゼンテーションをして頂いた。感性産業研究会の会員の皆様方からの視点で、発表企業に対しての価値創造に対する意見をもらいながら、フリーディスカッションを行った。 

また,上田地域総合産業展で実施した、感性価値創造に関する信州大学の実験内容の再現と結果報告を行った。 

(a)城下工業㈱ 城下社長様 

「良い音をリーズナブルな価格で一般顧客層へ」をブランドコンセプトに掲げ、真空管アンプと竹集成材スピーカーの組み合わせでこだわりの音で、顧客に世界観を提供しています。上田地域で加工、独自の販売戦略によって、小ロット生産を可能としています。こだわりの音を実際にお聞きしました。 

(b)ジオパラダイス 青野社長様 

オーダーメイド商品の経済性の限界を解決する小ロット生産体制において,ユーザー参加の意味と価値を持たせる新しいビジネススタイルを提案しています。「MONODANE信州」のブランドとして、浅間山麓の約数百の工房、工場のネットワークと「みえる工房」などのユーザー参加の方法を構想しています。 

(c)おきな菓子舗 生田社長様 

鹿教湯温泉にてこだわりの食材と水によって作られているあんこジャム(邪無)のものがたりをお聞きし、上田フードフェアで行われた試食実験の再現をしました。店主様のプレゼンによって、味そのものの感覚が変化するか・・・とてもおいしいあんこを頂きました。 

(d)光葉スチール㈱小口室長様 

Webを利用したオーダーメイドスチール家具のメーカーが、新しい販売会社を興しました。特に、地元に根付いている芸術家の紹介と作品の販売を行うというユニークな活動を展開しています。地域資源として、地元の材料や芸術家との繋がりで新しいビジネスの展開を狙っています。 

(e)フードフェアの実験結果の紹介 信州大学 

上田地域総合産業展と同時開催されたフードフェアにおいて、おきな菓子舗様など4点の食材について、こだわりや物語性が商品価値に与える影響についての実験結果の発表を行いました。経済価値の向上に男女差があるなど大変興味深い結果となっていました。感性価値が経済価値になったのです。 

■交流会 

2006年9月 8日

第3回

◇第3回(出席者:35名) 

・日 時:平成18年9月8日(土) 13:00から17:00まで 

・場 所:信州大学繊維学部総合研究棟7階 

・内 容: 

1.開会の辞 

2.内容 

(1)研究会事業経過報告 

・感性価値創造イニシアティブ・シンポジウムの開催報告 

・感性産業シンポジウムの開催報告 

・感性まつりの実施計画(案) 

12月1日~10日:全日程 

1日:産業界向け感性価値創造イベント 

2日:子ども向け感性体験イベント 

8日:商店街、中小企業向け感性マーケティングセミナー 

3~10日:作品展(常設) 

1,2日:笑顔の町うえだプロジェクト 

(笑顔の表現と活用&科学体験イベント) 

・感性マーキング事業 

(2)講演 

「ヘルスツーリズムにおける感性価値創造」 

JTBヘルスツーリズム研究所 高橋伸佳氏 

講演の概要___________________________ 

・旅行の緊張感と開放感→健康増進として,お客様のライフスタイルに→旅行体験を実生活へ 

・行動/情報ツーリズム(エンターテイメント型健康増進プログラム)→エビデンスに基づき「行動変容」をさせる→効果の検証::国のメタボ対策 

・異業種とのコラボ→B2B2C型の新たな市場創出→ヘルスプロモーション型への昇華 

・旅行をメディアに! 旅行を媒体に→企業プロモーションを行うもの(商品の使い込み)→旅行者マーケッティング → 「行動変容」媒体事業 ⇔ 企業とのマッチング ⇒ 無料の旅行も・・・ 

(3)感性価値創造の実例発表 

・信州大学学生が実施している感性商品・ビジネスの価値創造の実例を題材として感性価値創造のためのブラシアップを想定した討論を行った。 

話題提供:信州大学繊維学部感性工学科(上前,浜本,大杉,小野の各氏) 

(1)下条村の村運営 

・地域コミュニティー,村への意識,工事への意識が変わった。 

(2)雷電(道の駅) 

・地元の産品のみを扱うこだわり,一貫性 → 地元の情報発信 

・会話が見えない価値を生んでいる → お客様に伝える 

(3)共和堂 

・新聞+ニューズレター+朝食宅配による双方向のコミュニケーション 

・誰から買うか,誰に売るか,であって,何を売るかではない!人が中心! 

発表時のコメント 

・利益重視でなく,個の幸せ ⇒ より個に対応したやりとり(対話型)。 

・オンデマンド・リメイク:対話の効率化,コスト?? 

・絵本共創:お客様の性格,初対面の壁がある 

・地域版感応尺度:顧客満足度による評価への期待 

■交流会 

2006年7月13日

第2回

◇第2回(出席者:203名) 

・日 時:平成18年7月13日(金)13:00~16:00 

・場 所:信州国際音楽村 ホールこだま 

・内 容: 「感性価値創造イニシアティブ」シンポジウム 

1.開会の辞 

長野県ものづくり振興課長 

2.内容 

(1)基調講演 13:10-14:00 

内 容:「感性価値創造イニシアティブ」 

策定について 

講 師:経済産業省 製造産業局 

デザイン・人間生活システム政策室 

室長補佐 諸永裕一 氏 

(2)事例発表 14:00-14:45 

・ユーザー目線による顧客価値向上の取組み 

長野県工業技術総合センター 

情報技術部門研究員 長瀬浩明 氏 

・感性豊かなひとづくり 

信州大学大学院 准教授 上條正義氏 

(3)パネルディスカッション 15:00-16:00 

「感性価値創造による地域産業の活性化 

について」 

パネラー: 

経済産業省 諸永裕一氏 

(株)小布施堂社長 市村次夫氏 

(株)QOL社長 宮島正子氏 

マイクロストーン(株)社長 白鳥典彦氏 

進行: 信州大学大学院准教授 上條正義氏 

(4)商品展示,ポスター展示 常設 


2006年5月12日

第1回

◇第1回(出席者:60名) 

・日 時:平成19年5月12日(土) 13:00から17:00まで 

・場 所:信州大学繊維学部内 浅間リサーチエクステンションセンター(AREC:4F) 

・内 容: 

■総会 

1 開会の辞 

2 代表幹事あいさつ 

3 議長選出 

4 議事 

(1)平成18年度事業報告 

(2)平成18年度収支決算報告 

(3)平成18年度収支決算監査報告 

(4)平成19年度事業計画説明 

(5)平成19年度予算案説明 

(6)会則・細則確認 

5 質疑応答 

6 閉会の辞 

■講演 

「デジタル屋台」による新しいセル生産方式で創造した価値とは 

~作業者にやさしく、達成感が得られる現場を目指して~ 

ローランド ディー.ジー.株式会社 

室長 関 伸一氏 

講演の概要___________________________ 

「デジタル屋台」とは: 

ローランド ディー.ジー.は、大型カラープリンタ、3次元入出力機器など、 コンピュータ周辺機器の開発・製造・販売を行っている。 

同社が国内製造業として生き残るための合言葉は、「DVE(Digital Value Engineering)」。デジタル技術によってモノづくりの全工程を革新し、顧客にとっての新しい価値を創造しようというもの。「価格競争に巻き込まれることなく、高付加価値のオリジナル製品を市場に投入していくには、高効率/高品質のモノづくり体制を創出しなければならない。 

これを実現する一番の近道は、全生産工程の中で一番付加価値が低いと思われてきた組立プロセスを、付加価値の高いプロセスに変えることだった」。 

そこで選んだのが、「デジタル屋台」という組立のやりかたである。デジタル屋台」は、ディスプレイに表示される作業手順を確認しながら、完全な一人1台生産を行うユニークなセル生産方式である。SolidWorksで設計された3次元データやアニメーションをふんだんに使ったデジタル・マニュアルは作業の進行に合わせて自動的に表示内容が変わるし、ネジやビスをピッキングするときには、必要な部品だけを取れるように部品棚が自動的に回転する。ドライバーの回転数もセンサーがカウントして、留め忘れを未然に防ぐなど、作業者を支援するためにデジタル技術が徹底的に駆使されている。 

◆デジタル屋台の効果 

・工数削減,新機種習熟ロス削減,スペース削減,品質向上,紙消費量削減,生産準備期間短縮,QCDの継続的改善,間接業務の効率化,BTO/CTOへの柔軟な対応

◆デジタル屋台の「狙い」 

・3D CADデータをはじめとするデジタルデータを製造現場で活用する 

・部品の出庫から梱包までの完全1人1台生産で高付加価値製品の組立を高効率に行う 

・作業者の注意力に依存せずに高品質の組立を行う 

◆デジタル屋台に込めた「思い」 

作業者が1ヶ月に扱う部品は数万個。そのうち、たった1つを忘れたことで作業者を責められるか?例えば、シールが1枚余った場合、「始めから1枚多かったのか」、「それとも貼り忘れたのか」、誰が判断できるか?このようなことがないよう、デジタル屋台は注意力や記憶力といった人間に100%依存できない部分をデジタルデータで支援し、手先の器用さというアナログな世界を突き詰めるために作業者に優しく、やる気の出る現場を作るためのシステムになっている。_______________ 

■交流会